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バイヤー Vol.2

2019/07/19

関東地方では梅雨寒が続き、体調の崩しやすい季節が続いていますが、皆さま健やかにお過ごしでしょうか?

今回は、前回の最後に少しだけお伝えしました、バイヤー業務の一番の魅力と言える展示会についてお話しをしていきたいと思います。



夏の展示会は概ね6月頃から始まり、7月〜8月には最盛期に達します。日本各地のバイヤーが、都市圏に集まり大小様々な展示会を訪れるようになり、この時期は多くの展示会を飛び回り、猛暑の中ハードな時期を過ごします。

展示会の日程ですが、開催時期の約半年前頃から情報解禁がはじまります。そして、約2ヶ月〜3ヶ月前頃から続々と招待状が手元に届きはじめます。それぞれ展示会によって個性はありますが、封書やハガキで届いたり、メールでのご案内をいただくこともあります。

そうして届いた招待状の日程を確認し、スケジュールをどんどん組んでいきます。社内業務の合間にスケジュールを組むため、展示会が重なることも多く、ここが頭を悩ませる部分と言えます。そういった時は、自社セレクトに沿う展示会を優先しながら、様々な展示会のスケジュールを組んでいきます。

さて、展示会が始まるとわかってくるのは、とにかくバイヤーに必要なことは目利きと体力勝負ということです。

展示会シーズンは、1,000社を軽く超える膨大なブランドの数を見ていくこととなるため、商品が自社のセレクトに合致するかを即座に判断しなければなりません。ゆっくり見たり戸惑ってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまい、見きれなくなってしまいます。

バイヤーのスタイルは多種多様だと思いますが、TOOTバイヤーの基本スタイルは、「商品をすべてを見る」ことにあります。

時間的に厳しい状況になることも本当に多いですが、一見全く関係のなさそうな商品でも後々の経験や知識などの引き出しになることもあり、異業種品目だからといって切り捨ててしまうのは、とてももったいないことだと考えています。

その上、常に展示会に参加する企業ばかりではなく、その時にしか出会えない一期一会だったりするわけです。そういった意味でも、常にアンテナを張って商品を見ることは、基本ですがとても大切なことと感じています。


展示会へ足を運ぶことは、刺激に満ち溢れた時を過ごすことができる、とても面白くやりがいのある仕事です。セレクトした製品が様々な交渉を経て発売され、お客様の手に渡った時の感慨深さは、なかなか体験できることではありません。

このような形でTOOTでは買い付けしていることを、少しでも知っていただけますと幸いです。

今後も皆さまのライフスタイルを彩り、心が豊かになるような商品をご提案してまいりますので、
引き続きTOOTをどうぞよろしくお願いいたします。